ウェディングジュエリーと言えば、まず婚約
指輪、そして結婚指輪が連想されます。
ただ結婚式が語源のウェディングジュエリー
とは、頭に乗せるティアラ ( またはクラウン
)、イヤリング、ネックレス、そして指輪の4点の総称として使われます。
日本では、女性がフルデコレーションする、
フォーマルなパーティーに出る機会などほと
んどなく、ウェディングジュエリーを考える
のは結婚式が初めてでしょう。
そこでこのウェディングジュエリーの3アイテムについて、大切な事をお伝えいたします。
1.ティアラ派が8割、クラウン派が2割
ブライダルジュエリーといえば、まずティア
ラから始まり、他のジュエリーを決めていく
スターターと言えます。
ほとんどの花嫁は、挙式を行う式場でレンタ
ルする形でしょう。
その場合、大きく分けてクラウン、ティア
ラ、そして花飾り、の3タイプから選ぶようになります。
ここでは花飾りはジュエリーではないので、
割愛しますが、日本では圧倒的にティアラが
選ばれます。
ウェディングクラウン
ウェディングティアラ
日本人にとって、王室の象徴と言えるクラウ
ンは、最も馴染みの薄いジュエリーであり、
結婚式の時に着けているイメージが湧きにく
いというのが理由なのでしょう。
ただどちらを選ぶかよって、その他のジュエ
リーの選択は全く違ったものになるので、し
っかりとコーデしてください。
2.イヤリングでなりたい自分に
髪をアップにしている花嫁の印象決めるのがイヤリングです。
イヤリングは顔の印象を大きく左右します。
ティアラやクラウンをチョイスした花嫁が、0.5カラットほどのダイヤモンドピアスをつけているのを見かけますが、アンバランスなコーデです。
0.5カラットのダイヤのピアスは高価で、普段
のアイテムとしては充分ですが、ウェディン
グとしては物足りないでしょう。
おすすめはやはり、12ミリ以上の南洋パール
です。
メレダイヤで少し装飾されたもので、直付け
なら真円の形、ブラ (揺れるタイプ ) ならドロップダイブの形がよいのではないでしょう
か。
イヤリングやピアスは、顔に一番近いジュエ
リーです。
あなたの顔の印象をガラリと変える事が出
来、なりたいスタイルに持って行く事の出来
る、大切なアイテムです。
3.ネックレスで迷ったらパールがおすすめ
ウェディングネックレスは、ドレスのトップ
に位置する大切なアイテムです。
華やかなウェディングネックレスは、結婚式
場のレンタルメニューの中にも多くのライン
ナップがあると思いますので、チョイスには
困らないでしょう。
もし自分で購入して、挙式後も使うことを考
えるのであれば、パールがおすすめです。
パールのネックレスは、フォーマルにもデイ
リーにも使えて、もちろんウェディングでも
違和感なく胸元をデコレーションしてくれ
る、素晴らしいアイテムです。
後に必ず一つは冠婚葬祭用に必要になると考
えた時、挙式にて購入するのも良い考えだと
思います。
汎用性を考えて8-8.5mm位のアコヤパールで
あれば最適ではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
4つ目のアイテムである指輪については割愛いたします。
ウェディングジュエリーを、ご自分で購入し
て挙式で着用する人は少なく、ほとんどは式
場でのレンタルアイテムとして、ドレスと一
緒に借りるのが一般的です。
ドレスとのコーディネートを考えて一つ一つ
アイテムを選んで行ってみてください。
筆者
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG 米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔