_____________________
1. 金・ゴールドの結婚指輪
恋人の顔 ゴールド結婚指輪、金、6〜7世紀、
ビザンチン。出典:メット美術館
フェンディ製・ゴールドとピンクゴールドを組み合わせた美しいスタンプリング
■ 金・ゴールドの特徴と性質
■ 金の含有率
K22・22金 :91.7 %
K18・18金 :75 %
K14・14金 :58.3 %
K10・10金 :41.6 %
_______________________________________________
より高いカラット量は、より純粋な金含有量を意味します。
K24.純金が世界の金属相場の基準になっており、資産や投資対象として最も人気がある金属と言えます。
日本では結婚指輪に使われているものとして、K18・18金が最も一般的ですが、米国ではK14・14金が一般的です。
これは国によって、耐久性と金の純度のバランスの考え方の違いに起因しています。
また、耐腐食性が非常に高く、日常生活においてサビや腐食は起こることはほとんどなく、結婚指輪を始め、日常装飾品に使う金属として人気がある理由と言えます。
■ 輝き重視の K18・18金 ゴールド
■ 耐久性重視の K14・14金 ゴールド
■ 黄金色に輝く K22・22金 ゴールド
■ イエローゴールドの長所
他の金属品に比べて最も低刺激性で、アレルギー反応も出にくいと言えます。
歴史的に、結婚指輪や婚約指輪に使用される最も人気のある金属であり、アンティークデザインのリングに適しています。
■ イエローゴールドの短所
ヘコミや傷が付きやすく、定期的に磨いてケアが必要です。
2022年11月現在の金相場は、依然として高額な値段で取り引きされています。
元来ゴールドは価格的にプラチナよりリーズナブルで、購入しやすいのですが、現在では、ゴールドの結婚指輪は、プラチナの結婚指輪と変わらない価格となっています。
純金・地金価格2022年11月14日 現在
1グラム単価
店頭小売価格(税込) (小売価格前日比) |
8,752 円 (-73 円) |
---|---|
店頭買取価格(税込) (買取価格前日比) |
8,632 円 (-73 円) |
田中貴金属発表
2.ピンクゴールドの結婚指輪をオーダーする
ピンクゴールドは、純金に銅と銀を混ぜ合わせた合金です。
銅と銀は耐久性を増し、ピンク色をつくる為の混合物であり、使用する銅が多いほど、赤身が増していきます。
K18のピンクゴールドの一般的な混ぜ合わせ率は、質量で75%の金と25%の銅です。
ピンクゴールドは、金と銅やその他の金属との合金であるため、ジュエリーには「純粋なピンクゴールド」は存在しません。
ピンクゴールドの知名度が日本において増したのは、25年前にフランスのジュエリーブランド、『 カルティエ 』が3色のゴールドを使ったリング『 トリニティ 』が発売された時でした。
このリングは、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールドの3つのリングがつながっていて、また接触しているので、色のコントラストがハッキリと鮮明に出るところが魅力です。
これが日本で爆発的なブームになった時、初めてピンクゴールドが注目を浴びました。
それ以来、ピンクゴールドの需要は高まっていき、アメリカではローズゴールドとして、日本ではピンクゴールドとして定着して行きました。
■ ピンクゴールドは変色しますか?
ピンクゴールドは変色しません。
シルバー製品にピンク色のメッキをかけた製品が多く、そのイメージからピンク色は剥げると思っている方もいますが、K18、K14のピンクゴールドは、純金と銅、そしてシルバーの合金で出来ており、経年変化で表面だけが色が変わる事はありません。
ただ、他のカラーゴールドと同様に、ピンクゴールドジュエリーは定期的に磨き上げて洗浄する必要があります。
■ ピンクゴールドの長所
ネーミングのイメージと違い、ピンクゴールドは肌馴染みが良く、白く光るプラチナを敬遠する男性にも支持されています。
特にピンクゴールドに艶消しマット加工を施せば、光を抑えたメンズのスタイリッシュ感を出す事も出来ます。
また、強度に優れた銅を混ぜているピンクゴールドは耐久性があり、他のゴールド属の金属と比べても、曲がったりすることなく丈夫です。
■ ピンクゴールドの短所
銅にアレルギー反応を引き起こす可能性がある方にとってはアレルギー性の金属と言えます。
人気スタイルにもかかわらず、イエローゴールドやホワイトゴールドほど広くは製造されておらず、デザインバリエーションが少ないといえます。
金と銅の合金割合により、そのネーミングをら変えている場合もあります。
■ ピンクゴールド K18
75%ゴールド 20%銅 5%シルバー
■ レッドゴールド K18
75%ゴールド 25%銅
■ ローズゴールド K18
75%ゴールド 22.5%銅 2.75%シルバー
銅と銀のさまざまな割合は、金の色を示しています。
たとえば、赤金に含まれる銅の割合が高いと、わずかに強いバラ色になります。
これらカラーの濃淡の違いはかなり微妙な違いになってきます。
店頭での確認をお勧めします。
3.グレーゴールドの結婚指輪
■ グレーゴールドの長所
パラジウムを含むグレーゴールドの最大の魅力は、そのカラーにあります。
白く光るプラチナが苦手な男性にとって、グレーゴールドは、とても魅力的でスタイリッシュなデザインのメンズリングになります。
また、グレーゴールドは、プラチナに比べて曲がりにくく、勿論腐食にも強いので、アフターケアがしやすい金属と言えます。
■ グレーゴールドの短所
2022年現在、最も
銅にアレルギー反応を引き起こす可能性がある方にとってはアレルギー性の金属と言えます。
ネーミングのイメージと違い、ピンクゴールドは肌馴染みが良く、白く光るプラチナを敬遠する男性にも支持されています。
は、ジュエリーの製造に使用される最も長4.プラチナの結婚指輪をオーダーする
■ プラチナリングの含有率
Pt 950 : 95 %
_______________________________________________
■ プラチナ 1000 ・ Pt 1000
プラチナ 99.8 % ルテニウム 0.2 %
純度がほぼ100%のプラチナとして、プレミアムなプラチナ結婚指輪といえるので、価格も高額になります。
また、プラチナ、ルテニウム共にアレルギーフリーの金属であるため、アレルギーフリー金属のチタンと同等の耐アレルギーリングと言えます。
■ プラチナ 950 ・ Pt 950
プラチナ 95 % パラジウム&ルテニウム 5%
プラチナの純度が非常に高く、欧州のプラチナ製品基準になるため、日本でも多くの店舗で販売されるようになりました。
また、純度が高い分、耐アレルギー性も高く、汎用性の高い結婚指輪といえます。
■ プラチナ 900 ・ Pt 900
プラチナ 90 % パラジウム他 10 %
■ プラチナの長所
他のリング製品に比べて、最も硬度が高く、キズがつきにくい金属です。
またその採掘量は非常に少なく、レアメタルの中でも希少価値が高く、プレミアムな金属と言えます。
プラチナ低刺激性で、アレルギー反応も出ないアレルギーフリーな金属として、結婚指輪に最も適した金属と言えます。
■ プラチナの短所
4. グレーゴールドの結婚指輪
6.チタンの結婚指輪をオーダーする