宝飾品のデザイナーは、リングをオシャレに見せる為の要は、リング表面のテクスチャーデザインだと考えています。
『 テクスチャー？』
服の生地のテクスチャーは聞いたことはあるけれど、指輪のテクスチャーとは？
金属である指輪のテクスチャーとは、そのリングの表面に施されたデザインの事をいいます。
私たちは、17年以上に渡って5500組以上のカップルにオーダーメイドの結婚指輪をデザインし、届けてきたヨーアンドマーレのクラフトデザイナー（ 職人兼デザイナー）であり、GIA・米国宝石学協会が認定する宝石鑑定士です。
【宝石の権威・GIA鑑定士の店】オーダーメイドの結婚指輪4つの信用＞
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GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ
このブログでは、長年結婚指輪をオーダーデザインして来たデザイナーたちが、実際に指輪に施したテクスチャーから、いいなと感じたものを集めてみました。
以下を見て下さい。
1 ）
人気テクスチャー「 艶消し 」を表面に施された結婚指輪
□ WINE
2 ）
「 艶消し 」を表面に施す前の結婚指輪
２）のリングが、もともと磨きをかけ、仕上げられた時の状態です。
これに、『 表面テクスチャー』のひとつである、「 艶消し・ブラストマット 』を施したところ、１）の様になりました。
正確に言えば、１）の結婚指輪には、リングの両サイドにミルグレインの装飾が加えられていますが、それでも、プレーンでシンプルに見える ２）の指輪に比べると、１）は、輝きを抑えて、よりアンティーク感やスタイリッシュ感のある、別の指輪に見えますよね。
この『 テクスチャー 』の知識は、結婚指輪を自分好みにオーダーデザインする時、とても役にたちます。
このプログは、宝石の権威、米国宝石学協会・GIAの宝石鑑定士であり、また17年以上にわたり、5000組を超えるカップルに結婚指輪を届けてきた、オーダーメイドのエキスパートであるデザイナーが、結婚指輪をオシャレで個性的にする、テクスチャーデザインの世界について伝えています。
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GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ
結婚指輪の購入を考えていて、デザインをオーダーしてみたい、ふたりだけのオリジナルの結婚指輪が欲しい、そう思っているのであれば、是非このブログを読み進んでみて下さい。
リングに個性を与える、テクスチャーについての知識を得ることで、オーダーメイドで結婚指輪を成功させる方法が、ハッキリと見えて来ることでしょう。
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目次
1.個性的な結婚指輪を彩るテクスチャーの世界
1-1. 艶消しマット・テクスチャー
1-2. 新しいテクスチャーに名前はない
2. 結婚指輪に個性を与えるテクスチャーの数々
• アンティーク感をだすテクスチャー
• ツチメ風ハンマーテクスチャー
• 模様デザインを浮き立たせるテクスチャー
• 模様・柄の様なテクスチャー
• 新しい個性的なテクスチャー
• 2色コンビリングのテクスチャー
まとめ
1.個性的な結婚指輪を彩るテクスチャーの世界
美しい指輪には、美しいテクスチャーが施されています。
そのテクスチャーとは、もともと磨きあげられて、光り輝く鏡面状になった金属表面に、道具を使って、いろいろな表情に作り上げたもので、『 凝ってデザインされた艶消し 』の総称と言えます。
最も一般的なテクスチャーとは、艶消し・マットです。
1-1. 艶消しマット・テクスチャー
ここで、一般的な艶消しマット・テクスチャーを、2つ紹介いたします。
タイプ 1 】 ブラストマット
このタイプの艶消しマットを施す事によって光が反射しなくなり、シャビーでビンテージ感のある個性的な結婚指輪になります。
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■
艶消しマットのテクスチャーを入れる前の結婚指輪
上記のテクスチャーは、光り輝くリングに、砂の粒を当てて作り上げた艶消しの一種で、表面に光りの写り込みはほとんどありません。
■
砂を高速でリングに打ちつける、サンドブラスターという道具を使って、テクスチャーを入れる
タイプ 2 】 ヘアラインマット
このタイプの艶消しマットは、タイプ1に比べて、光りの反射を少し残していて、マイルドで上品な表情の結婚指輪を作りだします。
このテクスチャーは、鏡面状態にて輝く指輪の表面を、サンドペーパーで一定方向にこすり上げることによって、ライン状の艶消し面にしたもので、半分くらいの光りの反射を残しています。
また、鏡面状態の指輪の金属表面には、物がうつりこんできます。艶消しマットを施すと、鏡面
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金属の表面をサンドペーパーで擦ると、細かいラインが残り、艶消しマット状態になります。
1-2. 新しいテクスチャーに名前はない
テクスチャーを施す技術や方法は、その種類によって全て違い、その種類も職人やデザイナーの数だけあります。
つまり、それぞれの新しいテクスチャーは、職人やデザイナーによって、試行錯誤の上に作られるものであり、上記の『 ブラストマット 』や『 ペアラインマット 』の様に、広く認知されたテクスチャー以外は、名前もありません。
私たちヨーアンドマーレでも、お客様のオーダーメイド依頼に沿って、新しいテクスチャーを作り上げています。
その代表的な作品として『 レモンシュガー』という結婚指輪コレクションがあります。
この作品は、Ｋ18ゴールドのリングに特殊な加工を施して、表面の細かい凹凸がキラキラと輝くようにした、ヨーアンドマーレのオリジナルテクスチャーです。
その細かく輝く様が、シュガーに似ているので、レモンシュガーと名付けられました。
□ レモンシュガー
いかがでしょうか。
これは、美容師がもつカッティングのバリエーションやスタイリングのデザインに通じるものがあります。
テクスチャーの種類の多彩さが、そのブランドがどの位クリエイティブかを示す指標になるのです。
それでは、結婚指輪に施された、個性的なテクスチャーの数々を見ていただきましょう。
シンプルなデザインで、ピンクゴールドの美しい発色が、そのまま表現されたデザインの結婚指輪を見ていただきましょう。
■ アンティーク感をだすテクスチャー
■ ツチメ風・ハンマーテクスチャー
□ STAR IN HAMMERED
□ RECTANGLE IN ANTIQUE
□ ICE PINK ＆ PLATINUM
□ MILGRAIN ＆ HAMMERED
■ 模様やデザインを浮き立たせるテクスチャー
□ NORTH ALPS
艶消しテクスチャーのアルプス模様を入れたピンクゴールドとプラチナの結婚指輪＞
□ KNIGHT
□ BLACK CAT & WHITE CAT
□ TINKER BELL
■ 模様・柄の様なテクスチャー
□ MIMOSA
□ MIMOSA PLATINUM
■ 新しい個性的なテクスチャー
□ WOOD
■ オシャレでスタイリッシュに見せるテクスチャー
□ REVERSE
□ FINGER CAT
□ FRUITS
■ 2色コンビリングのテクスチャー
□ COLOR TWIST
□ 2 COLOR HAMMERED
ゴールドとプラチナをテクスチャーでハーフにつなぐ結婚指輪オーダーメイド作品 ＞
いかがでしたでしょうか。
結婚指輪やペアリングを考えているあなたが、もし個性的なテクスチャーに興味があるのであれば、なんなりとメールや電話にてご質問下さい。
私たちオーダーデザイナーが、アドバイスをさせていただきます。
筆者
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG 米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔
