■ 7月の誕生石. ルビー
ルビーは7月の誕生石であり、世界で最も価値がある非常に人気の宝石です。
ラテン語で赤を意味するruberにちなんで名付けられたルビーは、酸化アルミニウムとしても知られる鉱物・コランダムに属しています。
ルビーの産地としては、もともと私たちが現在ミャンマーと呼んでいる国で発見されたものであり、今でも宝石の主要な供給源となっています。
ルビーは、タイ、カンボジア、スリランカ、マダガスカル、モザンビークなど、他のアジアやアフリカの場所でも採掘されていますが、ノースカロライナ州やモンタナ州を含む米国のさまざまな地域でも採掘されています。
最高級ルビーの赤とは
「鳩の血」ピジョンブラッドが、今でも別格の価値のあるルビー色であることは変わりません。
ルビーは、コランダムと言うサフィイアと同じ鉱物です。
サフィイアと言えば、一般的に深いブルーを連想しますが、実際には多くの色が存在します。
パープルサファイア・オレンジサファイア・イエローサファイア・グリーンサファイア・ブルーサファイア・レッドサファイア <ルビー>
上記のように、多彩な色のサファイアがある中で、赤いサファイアだけを唯一ルビーと呼んでいます。
薄い赤色、つまりピンクカラーのものをピンクサファイアといい、人気を集めています。
明るい赤色 ルビー 深みのある赤色ルビー
サンライズルビー
25.5カラット・サンライズルビー 3.030万ドル
2015年5月に国際オークション・ザーザビーズで、25.5カラットのピジョンブラッドのビルマ産ルビーが売り出され、3000万ドル、日本円にして約40億円という価格で落札されました。
この価格は、ルビーにおけるそれまでの記録の3倍であり、これまでに販売されたルビー中で最高価格となりました。
また、カラー宝石としても最も高額な記録となったのです。
7月の誕生石
ルビーは、7月の伝統的な誕生石であり、また牡羊座の星座石としても、昔から変わらず伝統的な宝石です。
ルビーは、その真っ赤な色合いによる愛や情熱を象徴する宝石で、生命のエネルギーを与えると考えられています。
またルビーの赤色は、火を連想させるので、多くの人がルビーを身に着けて、そのエネルギーを強さと決意に変えるとも言われます。
ルビーの特性
比重: 3.97 – 4.05
屈折率: 1.768–1.772
硬度: 9.0
天然のルビーは、一般に内部なかひびや割れ目で多く、透明感が弱いものが多い宝石です。
その透明度を向上させるため、一定の処理がなされています。
従来の処理方法としては、ルビーを1800度の高温ににさらすことにより、透明度と色を強調させています。
■ ルビーの神話
したがってルビーは、数多の王族のクラウンや紋章に使用されてきました。
古代ヒンズー教徒は、ルビーを身につけると勇気と無敵の力を与えてくれると信じていました。
そのため、ビルマの兵士たちは、戦場に行く時には、皮膚の下にルビーを移植したと言われています。
8世紀にアラビア語で書かれた多くの本には、夢でルビーを見ることの記述が出てきます。
著者のAchametisは、ルビーを夢見ることはあなたの将来に大きな喜びと幸運をもたらす可能性があると言っています。
また、中国の貴族にとってもルビーは大切な宝石でした。
ルビーは歴史を通して、常に神話として語られてきており、この宝石が世界中の人々にどれほど愛されているかを示しています。
ルビーによる癒しや効能
一部の古代文明では、ルビーが炎症を和らげ、傷を癒すことができると信じていました。
やる気を維持したり、アクティブになる為に、ルビーを身につけるすることで、1日を通してパワーを発揮し、必要なエネルギーを高めることが出来ると言われています。
いかがでしたでしょうか。
高価な宝石としてだけではなく、7月の誕生石としてルビーを身につけることで、生きるエネルギーを与えてくれることでしょう。
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