■ 6月の誕生石. ムーンストーン
ムーンストーンは、その名前のごとく月に由来したロマンチックな伝承が沢山あります。
ムーンストーンは、昔から出産の守護石として、また災難からの保護石として、身につけると守られると信じられてきました。
各国の王室は、何世紀にもわたってムーンストーンをこ高く評価し、現在でもドイツとスカンジナビア諸国で最も人気があり、同じ6月の誕生石として、真珠やアレキサンドライトよりも好まれています。
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デンマークの宝石商GeorgJensenがデザインした、ムーンストーンのシルバーのブローチ、1914年。
写真提供：liveauctioneers.com
• ムーンストーンの光の効果
アデュラレッセンスを示すムーンストーンの原石
ムーンストーンは、半透明の乳白色の中に、淡いブルーカラーを示す独特な輝きを持っています。
これをアデュラー効果といいます。
アデュラー効果は、宝石内の正長石と曹長石の薄い交互の層に当たる光の回折によって引き起こされます。
これにより、宝石の中に浮かぶ雲のような青から白の光の外観が生まれます。
曹長石の結晶が非常に細かい場合、青い光沢が生成されますが、厚い場合は白い光沢となって現れます。
• 最高級ムーンストーンとは
一般的な乳白色に、適度なアデュラー効果を含むカボションのムーンストーンは、市場では比較的手頃な価格で販売されています。
ただ稀に、ボディが透明無色で、アデュラー効果による青が強いものがあります。
これは最高品質のムーンストーンとして、非常に価値が高く、高額で取引されます。
歴史的に、強い青い光沢を持つ最も価値のある無色透明のムーンストーンは、ミャンマーからで採掘されています。
今日入手可能な最高級の、青い光沢のあるムーンストーンのほとんどは、限られたディーラーまたはコレクターの間で取引され、価格も高騰しています。
• 6月の誕生石
ムーンストーンは、真珠と共に6月の伝統的な誕生石であり、また12番目の魚座の星座石としても、昔から変わらず、伝統的な宝石と見なされています。
• ムーンストーンの特性
■ ムーンストーンの神話
ムーンストーンは、月の色に似ているところから『 月の石 』と名づけられました。
古来より月から与えられた魔法の力を持っていると信じられて来ました。
月曜日に生まれた人、満月に生まれた人には最強のお守りになると言われています。
ムーンストーンの由来
ムーンストーンはインドとスリランカで最も採掘されて来ていますが、世界中の地域でも豊富に産出されています。
ムーンストーンは、古来よりインドに豊富にあるため、ムーンストーンの由来は、古代インドにまでさかのぼります。
インドでは、ムーンストーンの女性的で官能的な特性を伝えられていたので、新しく結婚したカップルへの贈り物でした。
インドの月の神チャンドラも額にムーンストーンをつけていました。
その後、ムーンストーンはヨーロッパに渡り、1900年前後のアール・ヌーヴォーの時代に、フランスの金細工職人ルネ・ラリックがムーンストーンを使った多くの素晴らしい作品を世にだしました。
これが、ムーンストーンをジュエリーとして使われる様になった原点と言われています。
今日では、ムーンストーンを癒しの宝石、そして瞑想に使用されています。
ムーンストーンの効果
ムーンストーンを持っていると、独特のエネルギーを体験できます。
活気に満ちた力ではなく、自然と調和した静かで大きなエネルギーを感じることでしょう。
ローマ人とギリシャ人は、ムーンストーンは月とつながっていて、その力は月から来ており、その虹色の輝きは月光のビームから来ていると考えていました。
その後、ムーンストーンの力と人気はさまざまな国や文化に広がりました。
多くのジェムヒーラーは、ムーンストーンを水の癒しの力と関連付け、一部の船員が航海中にムーンストーンを身につける様になったのです。
ムーンストーンはまた、女性的なエネルギーでも知られていて、ムーンストーンはロマンチックな生活を改善するために効果があると考えられています。
また、最も強力な出産石の1つとして、赤ちゃんを産もうとしている人やすでに妊娠している人に特に役立ちます。ムーンストーンは出産を象徴する宝石と考えられていて、国によっては妊娠を望む女性は贈り物として受け取ります。
それは愛と豊饒の石であるため、結婚式の贈り物として、または永遠の愛の証としてしばしば使用されました。
トラベラーズストーンとしても知られるムーンストーンは、古くから旅行者を保護し守る宝石として使われてきました。
特に、航海上を旅する人を守ってくれる宝石として有名であり、それは夜、特に月が輝いているときの水上で最も強力であると考えられています。
ムーンストーンの特性
ムーンストーンには、レイボーカラー示すものがあります。
石は透明、白、または灰色ですが、さまざまな色で輝いています。
これらには、黄色、オレンジ、緑、ピンクが含まれます。
異なるムーンストーンの色は異なる意味を意味します。
より白く、虹色が少ないムーンストーンは、女性的または官能的なエネルギーではなく、母親のエネルギーを意味します。
このタイプのムーンストーンを持っていると、安心できます。
一方ジェムヒーラーは、透明なムーンストーンが最も強力であると考えます。
また、ジェムヒーラーは青い光沢のあるムーンストーンを好みます。
これは、あなたの愛の生活を向上させ、陰と陽のバランスを取り、出産する力を高める女性的なムーンストーンです。
レインボームーンストーンはまた、女性のエネルギーと豊饒を意味します。
ブルームーンストーンは強力なヒーラーでもあり、痛みや苦痛の時にあなたをリラックスさせます。
ムーンストーンをジュエリーとして身につけるだけでなく、多くの癒しの力を得ることができます。
ムーンストーンをオフィスで使用すると、バランス、集中力、リラクゼーション、そして強さがもたらされます。
オフィスの北西または西の地域にムーンストーンを保管してください。
ムーンストーンを癒しの宝石として使用する方法
ムーンストーンのエネルギーは、肌に装着したときに最も強力です。
これがムーンストーンジュエリーがとても人気がある理由です。
ムーンストーンを身につけると、癒しが活性化され、愛とリラクゼーションの気持ちが高まります。
ムーンストーンペンダントは、最も人気のあるジュエリーの1つです。
ペンダントは心臓に近いところに装着するので、あなたは心の平安を感じるでしょう。
ムーンストーンを使って瞑想する
ムーンストーンを毎日の瞑想に取り入れることもできます。
ムーンストーンは体をリラックスさせ、より深い瞑想に没頭するのに役立ちます。
ムーンストーンは精神的な人生のバランスを見つけるように促します。
月の輝く夜に、外でムーンストーンを左に持ちながら瞑想するのが最善です。
また、ムーンストーンのエネルギーを強くする方法として、月夜にペンダントやジュエリーを外に置いておきましょう。
月明かりがムーンストーンにエネルギーを与えると信じられています。
以上のようにムーンストーンにまつわる神話をお伝えしてまいりました。
ムーンストーンは、6月の誕生石であると共に、沢山の神話を持った神秘的な宝石でもあります。
もっとムーンストーンについて知りたい時は、なんなりと私たちにお聞き下さい。
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