結婚指輪を購入しようと決めたあなたが、最初に知る必要があるのは、自分の薬指のサイズです。
あなたは自分の指のサイズを知っていますか?
実は、自分の指のサイズを測ったことがある人はほとんどいません。
『 今までは、とりあえず指に入るリングをつけてました、ちょっとゆるいけど。』
多くの方がこんな感じです。
結婚指輪をオーダーメイドでつくる場合には、その指のサイズに合わせてリングをつくりますが、一方既製品の結婚指輪の場合には、指に合うサイズのリ ングを探します。
これがオーダーメイドと既製品の結婚指輪で決定的に違うところです。
このプログは、宝石の権威、米国宝石学協会・GIAの宝石鑑定士であり、また17年以上にわたり、5000組を超えるカップルに結婚指輪を届けてきた、オーダーメイドのエキスパートである職人・クラフトデザイナーが執筆しています。
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GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ
オーダーメイドの結婚指輪は、サイズに制限はなく、『 0.1』サイズごとにリングを用意する事ができます。
是非参考にしてみて下さい。
1.リングゲージで薬指のサイズをしっかりと測る
オーダーメイドの結婚指輪では、サイズ『3.7』の女性リングと、サイズ『30.8』の男性リングを製作しますが、既製品では、サイズは1番ずつの設定なので、このようなサイズのリングはありません。
そもそも既製品の結婚指輪では、4号以下のレディスリングも、30号以上のメンズリングもありません。
結婚指輪をオーダーメイドで依頼する場合、まず大体の指のサイズは知る必要があります。
その為に、リングゲージを付けながら、指のサイズを絞り込んで行きます。
日本人女性であれば、サイズ5〜10の中に、男性であれば、サイズ13〜19の中に9割の方が入って来ます。
例えばサイズ7のリングゲージをつけて、少し緩いかなと感じたので、今度はサイズ6を着けてみたところ、軽い締め付けを感じました。
つまりあなたのサイズは、6と7の間と言うことになりますが、それすなわちサイズ6.5を示しているのではなく、6.2か6.7の可能性もあります。
それをオーダーメイドの結婚指輪では更に絞りこんで行きます。
2.サイズを調整しながら結婚指輪を指に合わせていく
次にそのデザインのリングが金属になり、結婚指輪として完成する前の段階で、一度指入れをして途中の確認をおこないます。
その際に、リングはサイズ6で小さく作られており、これを少しずつ大きくしながら、ピッタリのサイズを探していきます。
サイズ6を6.2に大きくした所で指に入れてみて、まだ少し締め付けるようであれば、サイズを6.3にしてまた着けてみる。
これを繰り返しながら、最終的にサイズ6.7がピッタリくると感じたなら、そこで止めて、最終的に、サイズ6.7のリングにて完成させて行きます。
これが指輪のサイズを指にピッタリに合わせて行く、オーダーメイドの独特な方法で、決して既製品には出来ないサイジングなのです。
3.サイズが合っていない指輪は変形しやすい
ではサイズ7ではなく、サイズ6.7のリングをオーダーメイドで製作する理由は、大きく二つあります。
1. 指とリングの間に隙間がある場合には、そこに力が加わった場合に変形してしまう可能性があります。
特にサイズの小さなレディスリングの場合 サイズ0.2~0.3はかなり大きな違いとなって、隙間が空いてしまう可能性があるので、細かいサイジングをおすすめします。
2. 男性の指の多くは、指輪を着ける根元より第二関節の方が太く、指輪を着けるとかなり回ってしまうという場合も少なくありません。
根元のサイズが15、第二関節のサイズが15.4だった場合には?既製品の結婚指輪でサイズ16を選ぶより、サイズ15.4でオーダーメイドの結婚指輪を依頼するべきでしょう。
まとめ
結婚指輪を購入する際には、しっかりと自分に合ったサイズのものを選びましょう。その際最も適しているのが、サイズをオーダーメイドで製作していく方法です。
1. リングゲージを使って、薬指のサイズをしっかりと測る必要がある
2. サイズを調整しながらオーダーメイドの結婚指輪を指に合わせていく
3. サイズが合っていないリングは変形しやすいので、10分の1サイズまでサイジングをして、ピッタリの結婚指輪をつくる必要がある。
いかがでしたでしょうか。
こちらを参考にしながら、指に合ったサイズで結婚指輪をオーダー依頼してみて下さい。