ダイヤモンドよりも希少価値が高く、ジュエ
リーデザイナーの間で、伝説になっている宝
石があるのをご存知ですか?
それは、
■ アレキサンドライト
■ パライバトルマリン
■ パパラチアサファイア
これら5つの宝石は、鉱山が枯渇してきて新しい採掘が難しく、その希少価値が今後どんどん上がっていくと言われています。
そして、一度見たら忘れられない、魅惑の宝石で、宝石の専門家には非常に人気があります。
出来れば、この様な宝石を結婚指輪に入れてみたいと思いませんか。
これらの宝石が、あなたや相手の誕生石であれば、そこから得られるパワーは計り知れないものがあります。
このプログは、宝石の権威、米国宝石学協会・GIAの宝石鑑定士であり、17年以上にわたり結婚指輪、婚約指輪をオーダーメイドで届けてきた、宝石のエキスパートバイヤーが執筆しています。
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GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ
このブログでは、ダイヤモンドより希少価値の高い3つの宝石について、その魅力や価格について解説すると共に、どの様に結婚指輪にデザインすれば良いのか、その依頼方法などを、詳しく伝えています。
これから、結婚指輪の購入を考えていて、希少価値の高い宝石に興味があるのであれば、希望のリングを手に入れるための、多くの情報を与えてくれる事でしょう。
是非参考にしてみて下さい。
1. 魅惑の希少宝石・アレキサンドライトを結婚指輪に
アレキサンドライトは、その魅惑の美しさで、女性の間で最も人気の高い宝石の一つです。
高品質なものは、当然ダイヤモンドよりも希少価値も価格も高く、世界的に高値で取引されている宝石です。
その最大の魅力は、日光の白色光の下では青緑色に、ろうそくやランプのような、暖色光の下では紫赤色に変化するところです。
アレキサンドライトは、昼と夜で色が変わり、どちらの色も妖艶な中間色であるところが、古今東西を問わず人気がある理由であり、数多ある宝石の中でも、特別な存在の宝石なのです。
アレキサンドライトの主力鉱山があるブラジ
ルでは、そのほとんどの鉱山で、もはや大き
なアレキサンドライトは採掘されておらず、
2カラットを超えるアレキサンドライトは非常に稀です。
インドやスリランカでもアレキサンドライト
は採掘されていますが、品質の良いものは採
れていません。
その為アレキサンドライトは、1800年代に初めて採掘されてから現在に至るまで、常に需要に応えられないほどの人気と、その希少価値を維持し続けている宝石です。
またその価格は、今まなお指数関数的に上昇し続けています。
アレキサンドライトは、古来より貴族や王族が愛した宝石です。
それは、身につけることで強いオーラを発す
る事が出来る、類稀なるパワーストーンであ
ると信じられているからです。
事業を始めようと考えている人や、仕事の成
功を目指している人など、人生の変革時に
は、とても強いパワーをもたらすとされる、
このアレキサンドライトは、結婚指輪には理
想的な宝石と言えるのです。
■ 6月の誕生石・アレキサンドライトを結婚指輪にデザインする
アレキサンドライトは、6月の誕生石ですが、今までは結婚指輪に使われることはありませんでした。
6月の誕生石として、結婚指輪に最も使われて来たのがムーンストーンです。
ムーンストーンは、比較的安価で得やすい為、使い勝手のよい宝石です。
ただ、今年、2022年にアレキサンドライトを6月の誕生石として、日本宝石学会が正式に発表したのをきっかけに、注目される様になり、結婚指輪への需要が増えて来ました。
アレキサンドライトは、結婚指輪の内側に留めるような、小さなサイズのものでも、
¥ 15.000 前後
は考えておく必要があります。
アレキサンドライトは、小さなサイズでも高額になりますが、その希少価値もまたアレキサンドライトの魅力であり、その結婚指輪もまた、希少価値の高いペアリングになると考えてみてはどうでしょうか。
■ アレキサンドライトのオーダー依頼をする
アレキサンドライトは、他の宝石に比べて、非常に希少価値の高い宝石であり、結婚指輪に誕生石として、安易にオーダー依頼することは出来ません。
したがって結婚指輪の依頼をする段階で、そこに留めたいアレキサンドライトのサイズや、品質を担当者と話しあって決めていく必要があります。
担当者は、あなたの希望に沿って、アレキサンドライトを探して来ます。
リングの製作過程にて、一度そのアレキサンドライトを複数見せてもらい、その中から希望に近いものを選びます。
アレキサンドライトの価格と品質の比較をして、その中から希望のものを選ぶ
製作担当者は、選ばれたアレキサンドライトを製作工程の最後に、留めていく形になります。
アレキサンドライトは、その品質や価格にばらつきがあるので、リングに留められる前に、自分の目で実際にしっかりと確認し、納得したものを依頼する様にして下さい。
もしその旨担当者に伝えても、確認作業を断られる様であれば、そのショップでのオーダー依頼は見合わた方がいいかもしれません。
アレキサンドライトのような、希少で高価な宝石をオーダー依頼する場合には、自分が納得した上での契約をするよう、心がけて下さい。
2.青いダイヤ・パライバを結婚指輪に
トルマリンは10月の誕生石ですが、一般的に
はピンクトルマリンや、グリーントルマリン
が結婚指輪に使われています。
ただトルマリン属の中に、ネオンブルーと言われる、ブルーグリーンを強く発色する類稀な宝石があります。
初めて採掘された鉱山の場所から、パライバ
と命名されたこの宝石は、非常に人気が高
く、また年々採掘量が減っている事から青い
ダイヤモンドとも呼ばれている、魅惑の宝石です。
パライバは、 1989年にブラジルのパライバ州で最初に発見された新しい宝石で、珍しい鮮やかな青緑色は、ネオンや電気のような品質で光っているように見えたと言われいます。
これは地中の特殊な環境下で、電磁気を帯び
ることによって出来上がる、ブルーグリーンの色であり、またの名を「電気石」と呼ばれています。
パライバは、地球上の鉱物で唯一、自力で電気を帯びている宝石であり、全ての宝石の中でもそのレア性は群を抜いています。
分析によると、その結晶が非常に異常な条件
下で形成され、マンガンや銅などの微量元素
が大量に存在し、それがその色を引き起こす
と考えられています。
1990年に初めてパライバ紹介された時の衝撃
は凄まじく、世界中から購入希望が殺到した
のです。
その後、ナイジェリアやモザンビークでも発
見されましたが、ブラジル産が最も品質がよ
く、高価で取引されていますが、この鉱山も
近年枯渇が報じられおり、これからもっと価
格が上昇して行くと見られています。
■ 10月の誕生石・パライバトルマリンを結婚指輪にデザインする
10月の誕生石であるパライバは、類稀なパワーストーンであり、直観力を強化し未来へのビジョンを明確に持つことで、夢を形にする力を持っています。
その他にも、人を呼び寄せ、対人関係を良好
にするといった効果など、恋愛、仕事、金
運などすべてにおいてよい効果を発揮してく
れる石です。
結婚指輪に入れる宝石としては最適です。
■ パライバのオーダー依頼をする
パライバもまた、アレキサンドライト同様に、非常に希少価値の高い宝石であり、すぐその場で見せてもらえる誕生石ではありません。
したがって結婚指輪の依頼をする時に、パライバのサイズや、品質を担当者と話しあって決めていく必要があります。
担当者は、あなたの希望に沿って、輸入元や在庫からパライバを探して来ます。
リングの製作途中に、一度そのパライバを複数見せてもらい、その中から希望のものを選びます。
パライバは、その色や品質にバラつきがある
製作担当者は、あなたか選んだパライバを製作工程の最後に、留めていく形になります。
パライバは、その品質や価格にばらつきがあるので、リングに留められる前に、自分の目で実際にしっかりと確認し、納得したものを依頼する様にして下さい。
もしその旨担当者に伝えても、上記の対応を断られる様であれば、そのショップでのオーダー依頼は見合わた方がいいかもしれません。
パライバのような、希少で高価な宝石をオーダー依頼する場合には、自分が納得した上での契約をするよう、心がけて下さい。
3.可憐なオレンジピンク・ババラチアを結婚指輪の内側に
スリランカ・セイロン島のサファイア鉱山で、ある時ピンクにオレンジが少し入った、独特な発色を持った宝石が採掘されました。
その色が、スリランカに咲く「蓮の花」ババラチアと同じ色を出していたところから、そう名付けられました。
パパラチアは、サファイア属の宝石です。
サファイアといえば、深いブルーを想像しますが、サファイアは多くの色を出す宝石であり、イエローやオレンジ、また無色のホワイトサファイアも存在します。
そんなサファイアから新色が採掘され、またその色が、可憐さと妖艶さを合わせ持ったような色だったので、当時宝石界では大きな話題となりました。
その後、パパラチアは、なかなか採掘が難しく、希少性が高い事が分かるにつれて、その価格は高騰して行きました。
今では、ピンク系の宝石としては、ピンクダイヤモンドに次いで希少価値が高く、高価とされているパパラチアは、『サファイアの王』、奇跡の宝石といわれています。
■ 9月の誕生石・パパラチアサファイアを結婚指輪にデザインする
現在、パパラチアの日本へ輸入量は少なく、サイズの大きなものは、既製品を扱う宝飾店で見かけることはまずありません。
結婚指輪の内側に入れる位の小さなサイズのものでも、その希少性から高額になりますが、この宝石のパワーは金額に値するものがあります。
この宝石はズバリ愛のエネルギーに溢れてい
ると言われています。
パパラチアサファイアは≪幸せな恋愛≫を呼ぶ
守護石として有名です。
愛のエネルギーを高め、良縁を引き寄せる意
味を持つとされ、恋愛運や結婚運アップの効
果は絶大と言われています。
大切な人との関係を、揺るぎないものにする
パパラチアを結婚指輪にいかがでしょうか。
■ パパラチアをオーダー依頼をする
パパラチアもまた、アレキサンドライトやパライバ同様に、非常に希少性の高い宝石であり、小さいサイズだとしても、通常店舗に在庫として置いている誕生石ではありません。
したがって結婚指輪の依頼をする時に、そのサイズや、品質を担当者と話しあって決めていく必要があります。
担当者は、あなたの希望に沿って、輸入元に問い合わせて、パパラチアを探して来ます。
リングの製作途中に、一度そのパパラチアを複数見せてもらい、その中から希望のものを選びます。
パパラチアの色合いバリエーション
ライトかカラー レディッシュ オレンジッシュ
製作担当者は、あなたか選んだパパラチア製作工程の最後に、留めていく形になります。
パパラチアは、その品質や価格にばらつきがあるので、リングに留められる前に、自分の目で実際にしっかりと確認し、納得したものを依頼する様にして下さい。
もしその旨担当者に伝えても、上記の対応を断られる様であれば、そのショップでのオーダー依頼は見合わた方がいいかもしれません。
希少で高価な宝石をオーダー依頼する場合には、自分が納得した上での契約をするよう、心がけて下さい。
これら3つの類稀な宝石を、結婚指輪の入れるパワーストーンとして、そしてパワーストーンとして使ってみてはいかがでしょうか。
筆者
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG 米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔
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