【昔の美しい結婚指輪】からデザインを学ぶ！歴史上有名な5つのリング

結婚指輪の購入を考えて、良いデザインはないかなとスマホでいろいろ探していますが、なかなかピンと来るリングが見つかりません。

だったらオーダーメイドであつらえるのはどうかと思い専門店に問い合わせてみましたが、『 どんな感じのデザインがお好きですか？』と聞かれ、「 それが分かりません 」とも言えず…. どうしたら？　そういう人はとても多いのです。

自分の好みのデザインを探す方法があれば、アドバイスが欲しいですよね。

私たちは、17年以上に渡って5000組のカップルにオーダーメイドの結婚指輪をデザインし、届けてきたヨーアンドマーレのクラフトデザイナーです。

私たちもまた、結婚指輪をオーダーデザインを考える時、常に新しいデザインソース、またはチップ（ デザインの種 ）を探しています。

【宝石の権威・GIA鑑定士の店】オーダーメイドの結婚指輪4つの信用＞

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　GIA・米国宝石学協会  宝石鑑定ディプロマ

そんな時、昔のデザインや、歴史上有名な、指輪のデザインを見直してみたりします。

時を経ても語り継がれるものは、そこに変わらない素晴らしさがあると考えるからなのです。

このブログでは、古代ギリシャ時代やローマ時代の有名な指輪を紹介しています。

私たちジュエリーデザイナーなら指輪のデザインを考える時、必ず一度は参考にした事のある有名な指輪です。

歴史上の指輪のデザインを見て見ることで、あなたが好きなデザインの結婚指輪探しに必ず役にことでしょう。

是非参考にしてみて下さい。

1.古代ローマ 時代の結婚指輪

古代エジプト時代以来、結婚指輪は私た
ちが身に着ける最も大切な装飾品である
といえます。
　

歴史の至る所で、指輪は個人的なお守り
として、商取引において、身分の象徴と
して、そしてあなたの愛を他の人々に誓
約するために使われてきました。

ヨーロッパの各国では、今でも結婚指輪は 結婚の法的契約を厳密に表したものであり、 はっきりと真の愛を示す神聖なものと考えられています。

天使が彫られたカメオリング、ゴールド、カメオ
2世紀、ギリシャ時代。　出典：不明

 
5000年近く前、古代エジプトでは、織ら
れた葦や革で作られた「愛の輪」を交換
する習慣がありました。

エジプト人は輪や円を強い力の象徴とし
て考えていました。

指輪は永遠の命と愛を表す終わりのない
もの、そして未知の世界への入り口を表
す象徴として信じられていました。

■ シグニチャー・スタンプ・フェデレーションリング

1世紀ローマの結婚指輪・つないだ手のモチーフが
入る鉄製リング

エジプトではシグネチャーリングは個人
的なサインとして使われ、ギリシャ人と 
ローマ人によってそれは継承されまし 
た。 

結婚指輪を習慣として根付かせたのは 　
ローマ人だといわれています。

一般的なものとしてば、リングのトップに、スタンプ状の部位がデザインされて、そこに文字や模様を入れた『 スタンプリング』、『 シグニチャーリング』と言われる結婚指輪でした。

恋人の顔 ゴールド結婚指輪、金、6〜7世紀、

ビザンチン。出典：メット美術館

フェデレーションリング 金の指輪、16世紀。 出典：メット美術館

フェードインタリオリング、ゴールド、オニキス、 3世紀、ローマの彫刻。 出典：不明

これらのデザインは純金で作られるか、
印鑑のように石で作られ、アクアマリン
やガーネット、オニキスを彫って作られ
ました。

ローマ人は時間が経つにつれて結婚指輪
をパーソナライズし始め、自分たちだけ
のオリジナルの結婚指輪をつくり始めま
した。

これは中世のビザンチン帝国へと引き継がれ、 キリスト教が帝国の公の宗教になると、 夫婦は自らの結婚を祝福する証としてイエスキリストの十字架をデザインしました。

ビザンチンの婚約指輪、西暦7〜8世紀頃。

これらの、印鑑をデザインしたスタンプ
リングの婚 約指輪は、今でもイタリア
で人気があります。 

 フェンディ製・ゴールドとピンクゴールドを組み合わせた美しいスタンプリング

手彫りにて入れられたシグニチャーゴールドリング ＞

■ クラダーリング・結婚指輪

両手で王冠を抱えるデザインが施されています。 　

クラダーリングは、ローマでフェデレーションリングの後に１６世紀に初めてデザインされました。

このデザインのリングは今でも高い人気を誇っており、多くの復刻版が発売されています。

 

■ ポシーリング・結婚指輪

ポシーリング・結婚指輪　ルネサンス１７世紀出典：メット美術館

　
また、ポシーリングという人気の結婚指
輪が出はじめ、指輪の中に詩を刻んだも
のでした。

ポシーリングという結婚指輪が出始めた
ころは、デザインも大胆で、リングのの
外側に言葉が刻まれていました。



時間が経つにつれてそのデザインはより
シンプルになり、その言葉もオリジナル
を入れるようになりました。

　
また、金細工職人の技術の向上ととも
に、そのメッセージをリングの内側に
刻むことが出来るようになりました。




　
これは、結婚指輪が装飾目的から結婚時
の家族間の合意の証としての契約目的に
シフトしていった事を意味しています。

当時、金から作られたシンプルな結婚
指輪には、
「私を愛し私から離れないでください」

「ツーボディ、ワンハート」のような
文言が刻まれています。




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