宝石に触れることで、その宝石に由来するパワーを与えられる、結婚指輪の内側に入れた誕生石に指が触れるので、自分の誕生石が守護石となり、そしてパワーをもらうことが出来る…
そんなふんに考えられて、結婚指輪に誕生石を入れるようになりました。
是非、あなたも結婚指輪の内側には自分の誕生石を入れてみてはいかがでしょうか。
このプログは、宝石の権威、米国宝石学協会・GIAの宝石鑑定士であり、宝石のエキスパートバイヤーが、結婚指輪に入れると幸運を呼ぶとされる、23の誕生石の由来とそのパワーについて伝えています。
_____________________
__________________
GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ
このブログを読み進めば、自分が選ぶべき誕生石と、その効果的な結婚指輪への入れ方が分かる内容になっています。
是非参考にしてみて下さい。
1.誕生石はなぜ幸運を呼ぶと言われるのか。
誕生石の始まりはキリスト教に由来しており、聖書までさかのぼることができます。
エジプト記では、イスラエルの高僧は昔、イスラエルの12の部族を表す宝石が付いた胸当てを着用し、イエスへの祈りの際には、祈りの内容によって、その12個の宝石を使い分けていたとされています。
その後、これらの12個の石は12個の黄道十二
宮に結び付けられ、星座石として知られるようになります。
この星座石は5千年前の古代バビロニアに始まり、徐々に各国に伝えられて行きます。
その結果、星座石から始まった誕生石は、宗教によってかなり違いがあり、今日日本での誕生石の体系は、アメリカやイギリスを中心とするキリスト教圏と共有しています。
今日の正式な誕生石チャートは、米国宝石学協会・GIAによって作成され、現在の12の誕生石となったのです。
ちなみに筆者は、この米国宝石学協会・GIA出身の宝石鑑定士です。
起源を古代の星座十二宮にもつ誕生石は、昔からのいい伝えをベースに、幸運を呼ぶと言われるようになったのです。
つまり、長い歴史をバックに確固とした由来があるのです。
■ 結婚指輪に誕生石を入れる
リングの内側に入れた誕生石に指が触れるの
で、自分の誕生石が守護石となり、そしてパ
ワーをもらうことが出来る…
そう信じられています。
また、お互いの誕生石を交換して、自分の結
婚指輪に相手の誕生石を入れても良いと言わ
れています。
自分の誕生石を持った人が守ってくれると言
われていて、お互いを守り合う理想的な結婚
指輪になります。
結婚指輪の内側は、2人がつながるメッセージの場所です。
ふたりの誕生石と組み合わせたオリジナルのデザインを考えて見るのもいいでしょう。
2. 幸運を呼ぶ12ヶ月の誕生石
それでは、GIA・米国宝石学協会が定めた誕生石を、1月から見ていきましょう。
■ 1月の誕生石. ガーネット
ガーネットという言葉はラテン語のgarnatus
に由来し、「種のような」を意味します。
これは、ガーネットの宝石がザクロの種子と
比較されることが多いためです。
ガーネットはオレンジ色や赤紫色など、暖色
系の幾つかの色があります。
その中でも深い赤色を示すものをロードライ
トガーネットといい、最も価値のある色とさ
れています。
多彩な色があるガーネットは、強い関係を促
進し、内面の強さを活かすのに役立つと信じ
られており、変わらない愛や真実など多くの意味を持つ宝石です。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 友情 ● 情熱 ● 愛情
■ 2月の誕生石. アメシスト
アメシストばクオーツ(水晶)の一種であり、紫色が出たものをアメシストと言います。
水晶はもともと守護のパワーが強い石として
知られ、数珠や球体の守護石に使われていま
す。
中でも紫色のアメシストは最も高貴な石とされ、中世では、王族が頻繁に着用していました。
また、アメシストは、「神々の宝石」と言われ、直感力を高める魔除けのお守りとされ、邪悪から身を守ってくれる守護石と呼ばれています。
アメシストは、積極性、勇気、安定性を促進すると考えられています。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 真実の愛 ● 誠実
■ 3月の誕生石. アクアマリン
アクアマリンは、落ち着いた青緑色で知られ
る3月の第一誕生石です。
コミュニケーションを強化し、明快さを促進
すると考えられています。
また、海にまつわる仕事、漁師や海上保安の守護石となります。
アクアマリンは海の薄い青の色として人気が
あり、特に日本では女性たちに支持されされています。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 自由 ● 健康 ● 幸福
■ 3月の第2誕生石. ブラッドストーン
赤いスペックを備えた濃い緑色であり、エネ
ルギーと強さを高めると言われています。
■ 4月の誕生石. ダイヤモンド
宝石の王様、ダイヤモンドを結婚指輪の内側
に入れる事が出来る4月生まれの人はラッキーですね。
人気、輝き共に一番のダイヤモンドの石言葉
は「変わらない愛」「清浄無垢」です。
4月の誕生石はダイヤモンドです。
ダイヤモンドは地球上で最も硬い素材の1つ
であるため、強さと勇気を象徴しています。
また、永遠の愛の象徴でもあります。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 永遠の絆 ● 不変 ● 幸福
■ 5月の誕生石. エメラルド
エメラルドは、守護性の強い宝石として知られており、また、愛と豊かさを象徴しています。
エメラルドという言葉は、ギリシャ語の緑の
石を意味するスマラグスに由来します。
クレオパトラはこの石で身を飾ることで知ら
れていました。
エメラルドは 、ダイヤモンドを含めた4大貴
石の中でも、品質の高いものは最も高価で希
少価値が高いとされる宝石です。
また採掘も南米コロンビアなど限られた場所
のみで行われており、将来の希少性は益々増
しています。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 幸福 ● 幸運 ● 安定
■ 6月の誕生石. パール(真珠)
パールは6月の第一誕生石です。
6月の誕生石パールがもつ意味は「愛らしい純真さ」です。
それゆえに真珠は、各国で伝統的に、結婚のお祝いに贈られていました。
清らかでありながら見るものを夢中にしてし
まうその魅力から、人を魅了し幸福感を与える芸能、芸術の仕事をする人間は、パールを身につけると、大きなパワーを与えられる信じられています。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 純粋 ● 謙虚 ● 純潔
■ 6月の第2誕生石. ムーンストーン
月の石を意味するムーンストーンは、1600年
代には既にそう呼ばれていました。
ムーンストーンの特徴は、シラー効果と呼ば
れる、石の表面にメタリックな虹色が現れる
光学効果を示します。
ムーンストーンは女性の守護石としても有名で、中世ヨーロッパでは、結婚、出産に際してお守りとして使われていました。
☆ 6月のプレミアム誕生石.
アレキサンドライト
■ 7月の誕生石. ルビー
7月の誕生石、ルビーは2000年以上前に発見され、「宝石の王様」として知られてきました。
ルビーは、その燃えるような赤色から、不変
の炎が宿るとされ、災難から守り、困難に打
ち勝って勝利へと導くパワーを授けてくれる
と言われています。
「情熱の石」「勝利の石」とも呼ばれるルビ
ーは、古代インドでは、ルビーを身につけた
戦士は無敵になる言われていました。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 情熱 ● 勇気 ● 冨貴
■ 8月の誕生石. ペリドット
ベリドットは、独特の明るい緑色で知られ、幸運をもたらし、身につけると富を引き付けると考えられています。
ドットは、内側に太陽のエネルギーを秘めて
いると信じられていました。
太陽のパワーでいっぱいのペリドットは、穏やかな幸福感を与えてくれる宝石です。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 幸福 ● 富 ● 平和
■ 8月の誕生石. スピネル
■ 9月の誕生石. サファイア
4大貴石の一つサファイアの青色は、他の宝石にある青に比べて深く、深海のディープブルーとして唯一無二の美しさを誇ります。
サファイアの色は非常に鮮やかである為、紀元前800年にペルシャの支配者たちは石の反射のために空が青であると考えていめした。
サファイアは、古くからヨーロッパの王族に
受け継がれていものも多く、高価なものはロ
イヤルブルーと呼ばれています。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 誠実 ● 博愛 ● 気品
■ 10月の誕生石. トルマリン
トルマリンには多彩な色がありますが、その
中でもピンクとグリーンが最も一般的で、特にピンクは他の色を含まない純粋なピンクカラーとして人気があります。
トルマリンの中には、ブルーグリーンの超希
少石、パライバがありますが非常に高価で
す。
■ 10月の誕生石. オパール
■ 11月の誕生石. トパーズ
成功を象徴するトパーズは、繁栄へ導くパワ
ーストーンとして知られています。
望むものへ辿り着くように、優れた直感力と
必要なものが分かるようにしてくれる、そして悪しきものを遠ざけ、真の友人や愛する人を手に入れるパワーを与えてくれる宝石、それがトパーズです。
トパーズで代表的な色はブルーですが、黄色
を含む多くの色があります。
中でも、イエローゴールドカラーのものを『インペリアルトパーズ』と呼び、希少性が高く高価です。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 成功 ● 誠実 ● 希望
■ 11月の誕生石. シトリン
11月シトリンは黄色で知られています。
レモンに似た柑橘系の果物にちなんで名付け
られました。
■ 12月の誕生石. タンザナイト
「タンザナイト」は、本来「ゾイサイト」と
いう鉱物名が正解ですが、タンザナイトを名付けたのは、あの有名なアメリカの宝石商、ティファニーです。
初めてタンザニアで採られたこの宝石は、神
秘的な美しい青色がタンザニアの夕暮れの
空の色に喩えられ、タンザナイトと名付けら
れました。
タンザナイトは、大いなる自然と共に生きる
為の明晰さと優れたパワーを与えてくれま
す。
それゆえ周囲との軋轢や摩擦をなくし、調
和をもたらしてくれます。
☆ 石言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 高貴 ● 冷静 ● 神秘
筆者
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG 米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔